近年、人気が高まっているアウトドアスパイス。肉や魚にサッとひと振りするだけで、料理が格段においしくなります。
キャンプやバーベキューはもちろん、家での料理にも活用できます。ご飯にかければふりかけ代わりにも。
本当はランキング形式で順位を付けて発表しようと思ったのですが、たくさんのアウトドアスパイスを試してみてあることに気づきました。味に関しては、もう完全に好みによるとしか言えません(笑
というのもこれらのスパイスは、さまざまなスパイスやハーブがミックスされているものの、そのベースとなるのは、塩、胡椒、ガーリック、醤油で、味の傾向がかなり似通っているからです。
どれを選んでも一定以上の味は保証されているので、あえて1本に絞らず、いくつか試してみるのもいいと思います。
一応上から個人的なオススメ順に並べていますが、参考程度にしていただければと。
ちなみにここで紹介しているものは、すべて1本まるまる使いきっています。
※原材料名の表記は、含有量の多い順になります。
ほりにし
アウトドアスパイスブームの火付け役「アウトドアスパイス ほりにし」。私が初めて試したアウトドアスパイスがこれです。テレビでキャンプ芸人の方々がオススメしているのを見たことがある方もいるかもしれません。
アウトドアスパイスを買うなら、まずは基準となるこれを試してみるのがいいのではないでしょうか。
味の感想としては、ガーリックが効いているな、というのと、見た目よりも味が薄め、ということです。食塩相当量が低めだからかもしれません。結構しっかりと振りかけてちょうどいいくらいの感じですね。
アウトドアスパイスの代表的存在といえるほりにしですが、メディアなどに取り上げられる機会が多く、期待値のハードルがとんでもなく上がっているため、実際に試してみると、意外とそこまででもなかった、という感想を持つ可能性があります。人気アイテムがゆえの宿命といえるかもしれません。
原材料名:食塩(国内製造、アメリカ製造、ドイツ製造)、ガーリック、黒コショウ、粉末醤油、赤唐辛子、レッドベルペパー、陳皮、コリアンダー、ミルポアパウダー、植物油脂、チキン調味料、パセリ、パプリカ、オニオン、ジンジャー、バジル、オレガノ、マジョラム、ローズマリー、ローレル、セロリーシード/調味料(アミノ酸等)、リン酸Ca ※一部に小麦、大豆、鶏肉、豚肉を含む
内容量:100g
栄養成分(100gあたり):エネルギー206kcal、たんぱく質12.8g、脂質2.8g、炭水化物32.4g、食塩相当量46.3g
価格:842円(税込)
極上スパイス 喜(肉のふくしま)
肉のふくしまが手がける「極上スパイス 喜」(よろこび)。
アウトドアスパイスと銘打っているわけではありませんが、味の傾向としては同じです。
ほりにしやマキシマムと比べるとマイナーではあるものの、味のバランスが非常によく、毎日使っていても飽きません。
この記事を書いている現在、ここで紹介している6点すべてを使いきったところなのですが、この先どれを使っていきたいかと言われたならば、現時点ではこのスパイスを選ぶと思います。
実質これが1位なのですが、上でも書いたように初めてアウトドアスパイスを買うならとりあえず定番のほりにしを試すのがベターかなと思うので、ほりにしのほうを上に置いています。
80gで800円弱と、値段がやや高めなのが惜しいところです。
原材料名:食塩(国内製造)、胡椒、醤油、フライドガーリック、かつお風味パウダー、ガーリック、パプリカ、レッドベルペッパー、オニオン粉末、コリアンダー、グリーンベルペッパー、唐辛子、パセリ、マジョラム、オレガノ、バジル/調味料(アミノ酸等) ※一部に大豆、小麦大豆を含む)
内容量:80g
栄養成分(80gあたり):エネルギー98kcal、たんぱく質9.8g、脂質0.9g、炭水化物12.6g、食塩相当量52.3g
価格:オープンプライス(税込800円前後)
黒瀬のスパイス
ほりにし、マキシマムとともに、アウトドアスパイスとして知名度が高いのがこの「黒瀬のスパイス」。
ラベルに“牛豚鶏魚に”と書いてあることからもわかるように、どんな食材にも合う万能な味です。
やや濃いめの味わいで、ほかのものよりスパイシーさ(辛さ)が若干あるように感じました。といっても辛口というほどのものでもないので、辛いのが苦手な方でも問題ないと思います。
原材料名:食塩(国内製造)、胡椒、醤油、レッドベルペッパー、フライドガーリック、ガーリック、パプリカ、コリアンダー、グリーンベルペッパー、パセリ、オニオン粉末、唐辛子、マジョラム、オレガノ、バジル/調味料(アミノ酸等) ※一部に大豆、小麦を含む
内容量:110g
栄養成分(100gあたり):エネルギー152kcal、たんぱく質11.4g、脂質1.8g、炭水化物22.5g、食塩相当量57.9g
価格:オープンプライス(税込900円前後)
博多華味鳥 10種の極スパイス
トリゼンフーズが手がける「博多華味鳥 10種の極スパイス」(はかたはなみどり きわみ)。
アウトドアスパイスは基本的に味の傾向が似ているのですが、このスパイスは明確に味の違いがあります。
その理由は香辛料。クミン、コリアンダー、フェネグリークといったものを含んでいるため、カレーの風味がします。
胡椒が効いていて、鶏料理と相性がいいと感じました。まあ博多華味鳥という名前に引っ張られている可能性もありますが(笑
アウトドアスパイスは同じような味ばかりで飽きたなー、という方は、こちらのスパイスがオススメです。
原材料名:食塩(国内製造)、ごま、胡椒、醤油(小麦・大豆を含む)、レッドベルペッパー、ガーリック、フライドガーリック、その他香辛料(ターメリック、コリアンダー、グリーンベルペッパー、クミン、フェネグリーク)/調味料(アミノ酸等)
内容量:60g
栄養成分(100gあたり):エネルギー189kcal、たんぱく質12.1g、脂質5.9g、炭水化物22.8g、食塩相当量51.9g
価格:540円(税込)
ほりにしプレミアム
白トリュフソルトを配合した「アウトドアスパイス ほりにしプレミアム」(金のほりにし)。トリュフの香りがしっかりとするので、トリュフ好きの方にはオススメです。
ただ個人的にはもう少し香りを抑えてもよかったかなと。通販で購入したのですが、フタを開ける前から梱包袋に匂いが漂っていました。
まあ売りであるトリュフの香りが少なかったら、それはそれでどうなんだという話なのでいたしかたないとは思いますが。
通常版ほりにしの1.5倍以上の1,500円超という、結構なお値段のする高級スパイスです。
原材料名:食塩(アメリカ製造、国内製造)、ガーリック、黒コショウ、白トリュフソルト、赤唐辛子、粉末醤油、レッドベルペパー、ミルポアパウダー、コリアンダー、チキン調味料、パセリ、パプリカ、オニオン、陳皮、ジンジャー、バジル、オレガノ、マジョラム、ローズマリー、ローレル、セロリーシード/調味料(アミノ酸等)、香料、リン酸Ca ※一部に乳成分・小麦・大豆・鶏肉・豚肉を含む
内容量:100g
栄養成分(100gあたり):エネルギー206kcal、たんぱく質12.8g、脂質2.8g、炭水化物32.4g、食塩相当量46.3g
価格:1,590円(税込)
マキシマム
今回紹介する中で、一番手に入れやすいのが「マキシマム」ではないかと。よくスーパーに置いてあるのを目にします。
スパイスの粒が細かく、味は濃いめです。そして結構クセがあります。おそらくはクミンがその原因な気がします。クセがあるということは、ハマる人にはハマる、ということでもあると思うので、ほかのスパイスに物足りなさを感じたならこちらを試してみるのもいいかもしれません。
原材料名:食塩(国内製造)、コショウ、コーンスターチ(遺伝子組換え不分別)、ガーリック粉末、醤油、かつお調味粉末、オニオン粉末、ナツメグ、パプリカ、クミン、ローレル、唐辛子/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸化澱粉 ※一部に小麦・大豆を含む
内容量:140g
栄養成分(100gあたり):エネルギー140kcal、たんぱく質9.6g、脂質1.5g、炭水化物23.1g、食塩相当量61.1g
価格:オープンプライス(税込700円前後)