はじめてのボルダリングジム(フリークライミング)

ボルダリングの壁の前に立つ女性

ボルダリングをやってみたい! と思っても、なにもわからずいきなりジムに行くのはハードルが高いと思います。

というわけで今回は、これからボルダリングをはじめたい、という方向けに、ボルダリングジムガイドをお届けします。
ジムによって多少異なるところはあると思いますが、大枠は変わらないはずです。

ボルダリングのはじめ方 – まずは受付

予約はいりません。まずはボルダリングジムの受付に行き「はじめてなんですけど」と伝えましょう。
そこで会員証を作り、登録料とジム使用料を支払います(ジムによって異なりますが、使用料は二千円程度のところが多いと思います)。

店員さんの説明を受けたあと、ジムに入ります。
経験者が一緒ならその人に教えてもらえばいいのですが、初心者の方のみの場合は、あらかじめインストラクションについての問い合わせをしておくのがいいと思います。

更衣室で着替える

更衣室があるのでそこで着替え、しっかりウォーミングアップをしたあと、レンタルのクライミングシューズを履きます。クライミングシューズは普通裸足で履くものですが、レンタルの場合は必ず靴下を履きましょう。また、シューズのサイズはジャストのものよりも少しきつめのものがいいです。

Check!

爪は家でしっかり切っておきましょう。爪が伸びていると割れることもあります。それよりもなによりも、爪と岩が触れるときのゴリッとした感触がたまらなく嫌です。

ボルダリングを楽しもう

カラフルな岩であふれたジム内に入ると、かなりワクワクします。
いよいよ登りはじめるわけですが、どの岩を使って登ってもいいわけではなく、色つきのガムテープによってグレードが分けられているので、まずは一番簡単なものからはじめてみましょう。グレードの説明は、ジムの壁に貼ってあると思います。

備えつけのチョークバッグに手を突っ込み、チョークを手のひらにまぶしておきます(チョークが備えつけられていない場合もあるので注意)。

スタートポジションを両手でつかみ、決められた色の岩を使って登っていき、ゴールを両手でつかめば一本クリアとなります。足も決められた色の岩だけに置くようにします(足のポジションがフリーのものもあります)。

注意点としては、先に登っている人のルートの邪魔にならないように気を配ることと、降りる際に下に人がいないかの確認です。

力まかせに登るとすぐに腕がパンパンになってしまうので、いかに腕を疲労させずに登るか、その動き(ムーブ)がポイントになるわけですが、重要なのは足をしっかり使って登ることです。

また、壁に体の正面を向けて、肘をつねに曲げたままガシガシ登るのではなく、半身になって肩を入れながら肘を伸ばして登っていくと、より高い位置の岩をキャッチすることができ、上腕の疲労も軽減できます。あとはあまり急いで登らず、途中で休めるポイントがあったらそこで腕をぶらぶらさせて、フレッシュな状態を保っておくことも長く登る秘訣です。

はじめてのボルダリングだと、1〜2時間程度やれば、握力が完全にゼロになる感覚を味わえるはずです。
水分補給をしようとしたら、ペットボトルのフタが開けられないなんてことも(笑

十分楽しんだら、靴を返して手を洗い、更衣室で着替えておしまいです。

フリークライミングの魅力にハマったら、自分の気に入ったクラミングシューズとチョークバッグを買いましょう。